|
酒日。 ■アフタヌーン9月号。今号はいろいろとトピックが多い号。 とりあえず「げんしけん」(木尾士目)と「おおきく振りかぶって」(ひぐちアサ)は面白いぞと。春日部さんはスバラシイぞと。 四季賞受賞作を集めた作品集「四季賞CRONICLE 1987-2000」が告知されてます。ラインナップは以下の通り。 1987:土田世紀、高橋ツトム、松本大洋、入江紀子 1988:太田垣康男、須藤真澄、秋月りす、中山昌亮 1989:新井英樹、ヒロモト森一、榎本俊二、王欣太、入江喜和、ヒラマツ・ミノル 1990:青木雄二、田口雅之 1991:菅原雅雪、的場健、安田弘之、小田ひで次 1992:松永豊和 1993:小原愼司、桑原真也、沙村広明、黒田硫黄、冬目景、五十嵐大介、吉開寛二 1994:芦奈野ひとし、駒井悠、荒巻圭子、木尾土目、安倍吉俊 1995:木葉功一、弐瓶勉、遠藤浩輝、鬼頭莫宏 1996:浅田寅ヲ、若菜将平、真右衛門 1997:林田球、木村紺 1998:篠房六郎、ひぐちアサ、真鍋昌平、漆原友紀 1999:熊倉隆敏 2000:とよ田みのる この面子を見て文句をたれるのは非常に申し訳ないのだけれど、「現在活躍中の人気作家のデビュー作は」的な編集には率直に言ってがっかり。名前が挙がっている作家陣がその後アフタヌーン等の連載で成長してより面白い作品を送り出してきているとすれば、この作品集は有名作家の非ベスト作品をわざわざ集めた作品集、になるわけでしょう。アフタヌーンは思い出アルバムを作りたいの?と思ってしまう。連載作家の自誌デビュー作なら、連載作品の単行本に収録してあげればよいのではないでしょうか。そもそも、このラインナップだと既刊単行本収録作品がかなりのウエイトを占めてしまうのでは? アフタヌーン四季賞は数多くの描き手を輩出してきた重要な漫画賞だと思っていますが、同時に質を競う読み切り作品賞でもあり、個性的な読み切り作品で読者を楽しませてきた実績があるわけです。しかし、読み捨てられて消えていく読み切り作品はそれきり顧みられることはなく、四季賞を知る読者ですら「今活躍中のあの○○も四季賞出身」などの言及に終始しがち。評判はあっても今読めない、という状況は、単純に優れた読み切り作品にとって越えがたい壁となっています。 四季大賞、四季賞、準入選、佳作を含めた誌上掲載作品を母集団にすれば選択肢は広がる。博内和代(「チャックのある風景」など)が載っていない時点で個人的には魅力が半減してしまう。「Bird Cage」(山下博行)、「フライングエイジ」(能勢邦子)、「猫又」(高木律)、佐久間史幸あたりも捨てがたい。「名前もない」(古野明)は?「翼人の地」(茶舞輪榮一)は? 商品として、既刊単行本への足がかりにならない作品を載せても仕方ないという勘定はよくわかるのですが、3割、いやせめて2割くらいはネームバリュー抜きのセレクションで勝負しても罰はあたらないのでは……と思ってしまいます。 新連載「リトル・ジャンパー」(高田裕三)。 なんとなく日々を過ごしている高2男子が、タイムマシンに乗って未来からやってきた女の子やら捜査官やらのあれこれに巻き込まれて大騒ぎ。SF系。 新連載「GUNSMITH CATS BURST」(園田健一)。 7年ぶりのガンスミ。ラリーにミニー・メイにミスティにビーンにとお馴染みの面々。さすがに絵柄は微妙に変わっている。個人的に「砲神エグザクソン」は結構好きだったので、園田健一には旧作リメイクより新作に挑戦して欲しいと思ってます。 読み切り「岬でバスを降りたひと」(漆原友紀)。 岬の端のバス停留所。そばにある小さな商店をふらりと訪れる人々は、岬に突き出た崖へと向かう。途中で引き返す人、そのまま戻ってこない人。『そういう場所』で育った商店の娘の想いを描く。 「蟲師」の漆原友紀の新作読み切り。現代物ですが作者の持ち味を活かしたオカルトファンタジーに仕上がっている。 本作を収録した作品集「フィラメント」(漆原友紀)が9/22(水)発売予定。志摩冬青名義作品や「蟲師」のプロトタイプ作品「虫師」も収録とのこと。ラポートからの既刊「バイオ・ルミネッセンス」(志摩冬青)との重複はどの程度かしらん。 「リンガ・フランカ」(滝沢麻耶)、連載第2回。 漫才ものという難ジャンルに挑戦。今のところ苦闘かつ健闘、という印象。主人公たちの素の部分とネタの部分の同居が妙に緊張感がある。 |
| << 前記事(2004/07/27) | トップへ | 後記事(2004/07/27)>> |
| タイトル (本文) | ブログ名/日時 |
|---|
| 内 容 | ニックネーム/日時 |
|---|
| << 前記事(2004/07/27) | トップへ | 後記事(2004/07/27)>> |