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zoom RSS sakura-con2007即席レポートその4(AMVだ、ファンサブだ!)

<<   作成日時 : 2007/04/14 15:44  

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sakura-con2007レポート、今回は会場での上映についてです。

参加者の客層についてコメントしていませんでしたが、最も多い層が10代〜20代で、40代以下の男女はまんべんなく見かけました。今年はロボテック20周年にあたり、オールドファンも昔と変わらず元気いっぱい。ただでさえ見かけでは外人の実年齢はよくわからないのに、コスプレしていたりするともはや推定不能。大人もしっかり遊ぶところがアメリカらしいです。

●会場内の上映
基本的に5つの上映会場があり、3日間の会期中ほぼ24時間ぶっ通しで作品を上映し続けます。すげえ。

1)Anime Movie Theater
劇場アニメ用。一部タイトルを挙げると、さらば宇宙戦艦ヤマト、うる星やつらonly you、ルパン三世(カリ城)、AKIRA、逆シャア、人狼、東京ゴッドファーザーズ、FFアドベントチルドレンなどなどバラエティに富むラインナップ。字幕版と吹替版を織り交ぜて上映。

2)Subtitled Anime Theater
字幕版TVアニメ用。海外のアニメファンには英語吹替を嫌いオリジナルの日本語音声+字幕を好む人が少なくありません。そこで字幕専用のシアターが設けられています。TVアニメ作品から数話選んで上映。比較的新しい作品では厳窟王、BLACK LAGOON、プラネテス、Paradise kiss、Fate/stay nightなど。

3)Dubbed Anime Theater
吹替版TVアニメ用。日本人の自分としては、英語版ではキャラがどんな声でしゃべるのか興味深いところですが、字幕シアターよりは観客が少なめ。TV放映されたタイトルなどが多いことも理由の一つでしょう。ローゼンメイデンの真紅の声は日本版の方が断然良かったと思う。

4)Live-Action Theater
実写映画用。字幕の邦画・アジア作品中心になります。下妻物語、NANA、キャシャーン、クロマティ高校、GTO、鉄人28号、タオの月、ジャッキーチェンのシティーハンター、火山高から少林寺36房などなど。普段あまり邦画を見ていないので英語タイトルから邦題が浮かんでこない作品が多いです。

5)Anime Music Video Theater
他の上映会場とは階も別で部屋も小さいですが人気の上映会。Anime Music Videoとは、アニメの映像を音楽等に合わせて編集したビデオクリップのこと。日本で言うところのマッドビデオです。(僕は今までAMVはanime mad videoの略だと思ってました……。)日本のファンも作りますが、欧米のアニメファンの間でも広く行われており、アニメコンベンションではAMVのコンテストが定番のプログラムになっています。日本ではマンガ文化を背景に好きな作品の同人マンガを作るというファン活動がポピュラーですが、欧米では好きなアニメに触発されてAMVを作るという行為がそれと似た位置に相当するのかもしれません。DRAMA、COMEDY、ACTIONなどのカテゴリがあり、音楽ではなくTVCMやドラマの素材と組み合わせたギャグ作品や、映画の予告編音声にアニメ映像をmixしたTRAILER部門もあります。100本以上のAMVが上映され、コンベンションの閉会式で優秀作品が発表されます。

このAMV上映会場、部屋が小さくて立ち見が続出。来年の改善を要望するために満席の部屋の様子を証拠ビデオに撮ろうということになり、観客が「狭ーい!」「不満ー!」「大きい部屋が欲しいー!」と撮影者のデジカメに向けてアピールしました。こういうノリも楽しい。

それにしても、AMV担当の男性スタッフがすごかった。3日間ろくに寝ないでPCに付きっきりの状態。AMVは1作品数分と短いので、常にPCの側にいないといけない。しかも「何か見たいものある?えーと、これなんかは昨年のAXで賞を取った作品で……」と、過去の人気AMVや観客のリクエストにも適宜応えていくマニアぶりにおたくの神髄を見た思いです。

個人的に気に入ったのは「プリンセス チュチュ」のAMV。作画の質が高くて映像に力があるし、バレエという題材がミュージックビデオに合っていると思います。上映会で見た2本を以下に紹介します。

"Princess Tutu - Speck of Hope"
http://www.youtube.com/watch?v=bKYx9fypIvI
DRAMA/ROMANCEカテゴリの最終候補作品。楽曲の良さも気に入って個人的にイチオシ。

"Princess Tutu AMV - Hold Me Now"
http://www.youtube.com/watch?v=tHZqxecCukg
Youtubeでは同じムービーが10本以上アップされている人気AMV。Anime Boston 2006でBest Action and Best in Showを獲った作品。

同じタイトル・カットでもコンセプトの違いで個性が出るのがわかります。
(「あずまんが大王」も質の高いAMVが多かった。気に入ったAMVがあったけど見つけられない……。)

AMVは、映像素材そのものを使用している点で、版権もの同人誌以上に著作権の問題を抱える二次創作形態ですが、ミュージッククリップあるいはパロディとしての創作性と面白さは明らかで、魅力的な同人ジャンルだと思います。


6)FanSub Theater
これ、書いてもいいよね……? 日本で放送されたTVアニメなどの録画映像にファンが独自の字幕をつけたものがいわゆるファンサブ。海外リリース前の新作アニメがP2Pソフト経由で海外ファンの間に出回っています。ファンサブ作成サークルは世界に多く存在し、人気作品では日本での本放送から2週間程度で字幕を付けたものが登場するそうです。日本のアニメファンがTVアニメを無料でたくさん見てから気に入った作品のDVDを購入するように、海外アニメファンにとっても新作をタダ見できる手段として良くも悪くも重宝されています。字幕品質や翻訳のスピードによってファンサブ作成サークルにも人気ブランドがあったりするようです。もちろんAMV以上に著作権上の問題があり、数10年前ならともかく現在では、正規流通を妨げる海賊版として厳しい目が向けられていることも事実です。

実はファンサブ上映についてはsakura-conの公式プログラムに全く記載されていません。しかし会場内を回っていると、この部屋はなんだろうという場所があって、入口に上映スケジュールが貼ってあります。ファンサブの微妙な立場が感じられます。AMVシアターより大きい部屋でしたが。「パワーパフガールズZ」「武装練金」などの新作が上映されていました。


以上、sakura-con2007レポート上映編でした。
あと1回レポート……できるかも。ゲーム編+イベントその他編を予定。あくまで予定。

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異をとなえん
2007/04/22 23:57

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内 容 ニックネーム/日時
自分もhold on me 超好きで100回くらい見てます。
AMV検索で来ました
2007/04/24 00:59

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